どうもファイナンシャルプランナーのTomuzouです。
2019.10.14 追加
ニュースでPTA活動を取りやめている地域が増えている
事の特集が組まれておりました。
会社ではある程度同じ方向を向いた人間で打合せを行う
ため、まったく異なる方向性に話が着地することはほぼ
ないといっていいと思います。またある程度思考レベルが
似通っており意見の集約は簡単ですが、PTAは年齢・性別
考え方等が全く異なっている人の集まりであり意見の取り
まとめに非常に苦労するのが現実です。
また、会社の場合はプライベートと切り離して仕事モードで
押し進められますが、PTAは同じ地域で今後も顔を合わせる
地元の人ばかりのため、なかなか強硬に進める事も出来ず。
「あちらを立てればこちらが立たず」が現実に発生している
ため、なり手がいない要因になっていると考えております。
特に会社で会議をバリバリこなしている方が、会社と同じように
合理的・効率を求めて会議を進めてもうまくいきません。
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今回は次期PTA会長等の役員の選定方法に
ついて触れたいと思います。
少子化で次期役員の選定が出来ず、泣く泣く
2期連続という話も耳にしますので、下記こん
な課題がありますよっていうのを列挙するので
選考時の一助になれば幸いです。
時代に即した不公平感のない選定が出来ること
を願い記載させて頂きます。
あくまでも私が通っていた園だけの特殊な事例
の場合もらあるため、こういう所もあるんだと
参考程度にご確認ください^_^
私が会長をしていた幼稚園では会長は男性が
実施するものとして決められておりました。
基本的に園に通わせているお父さん方の有志
にて遊具の塗装等のボランティアをしている
会が作られているのですが、その中から声かけ
を実施して次の会長を選定するスタイルでした。
かくゆう私もそのボランティアの集まりに参加
しており、先輩に声かけされ断れずに引き受け
ざるを得なかった状態でした。
引き受けた以上子供達のために頑張らないと
という思いが強くなり、仕事との両立もやって
やれないことはないなと感じました。
そんな中、次期会長を決める時期が来て、中々
決定できず、非常に難航したことを今でも
鮮明に覚えております。
私が会長をしていた幼稚園では、少子化の
影響と同一地域に出来たこども園の増加で
園児が分散して1クラスの人数が10人強と
少なくなってきています。
また上の子供の小学校の役員を受け持っており
下の子供の幼稚園では兼任が困難というケース
も課題として存在します。
《今後難航が予想される要因》
●クラス児童数の減少 少子化
1度役員を経験している免除対象者にも協力
を求める必要が出てくる。
(これまでは兄弟含め1度クラス役員等を経験
すると、選定対象外となっていた。)
●お父さんのボランティア会の参加減少
児童の減少及び周囲にその会に入ると会長に
ならなければならないと認識されだし参加者
が減少しだした。
悪循環となり、少ないパイの中から、声かけ
しなくてはならない。
地方色が強く、地元の先輩が直後輩に声かけ
してバトンを繋いでいる現状。
●園側はPTAについては口出しできないと言わ
れるが、選定について、〇〇さんはボランテ
ィアにも参加されており、どんな方なのか、
人となりが分かるので、〇〇さんなら大丈夫
とか〇〇さんは〇〇なので困難と言ったよう
に、結局選定に口を挟んでくるのが現状。
また、立候補制度も同様に園側からは歓迎さ
れていない。
この理由として、立候補される方はやる気が
高く改革等に積極的で、空回りする事も多く
園長の意見と度々対立し運営がままならなく
なる事も背景にあったよう。
※園によっては選定に協力してくれる園もある
ようですが、私の園ではPTA役員で次の代を
見つける方式でした。
●忙しいから等の理由でボランティアやイベン
トにも参加せず、活動に出てこない父親は
声かけ出来ないからという理由で選定対象に
含まれない。同じ園に通わせる親であり機会
は均等に与えられなければならないのに仕事
を理由に対象外となるのは非常に不公平な状
態だと思う。
代々の会長が暇だから引き受けたと思われる
のは悲しい事実。時間を捻出して子供達の為
にと頑張って引き受けており、次代の声かけ
時に仕事で忙しいからと断るのは少し違うか
なと経験して思うようになった。
家庭の都合はどの家庭にもあり、やろうと思
えば物理的に出来ないことはないと経験した
からこそいいたい。
●なぜ男性のみ。女性会長ではダメなのか?
同一地区他園は女性会長を採用。
まず男性のみから選択されていた場合
総会で女性からも選択される事の周知・承認
が必要となる。自身の任期は基本1年で制度
変更等、波風を立てたくない人が大半のため
結局制度が変わらない。
●なぜか声かけ(現行制度)にこだわる人が多い。
時代が変わり、児童も減った中で、誰も
引き受けてくれないにも関わらず、ずっと
声かけだけにこだわっている。
第二第三の矢を考えて行動しなければ、物事
を進められないにも関わらず旧態依然の方法
から離れられない人が多い。
声かけで忙しいから等の理由で誰も引き受け
てくれず、また表に出てこない人には声かけ
さえせず、決定しなければならない期日を超え
ても、投票やくじ引き等の他の代案に変更さ
れない。
みんな会長等は引き受けたくないのが正直な
ところだと思います。
ただし誰かはしなければならないのであれば
皆が選ばれても納得して引き受けてくれる方法
の模索が大事だと思います。
これから選定される現行会長等は大変だと思い
ますが頑張ってください!
参考として
<PTA会長を経験して思った事>
<次期PTA会長選定の難しさについて>
<卒園式祝辞について>
<入園式祝辞について>